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若手育成の環境について

京都事務所新入スタッフの中村と申します。3月15日に入所しまして、1カ月間事務所での研修を終えてこれから本格的な業務に関わっていくという段階です。

なるほど。まだ現場には出たことがない状態ですか?

研修中に棚卸しには行かせていただきました。すごく緊張して手続きが形式的になる場面もあったのですが、同行してくださった先輩の姿をよく見て吸収できるものは吸収しようと心掛けました。

初めての棚卸しは緊張しますよね。私も16年前の記憶が鮮明に残っています。右も左もわからない状態でした。中村さんの会計士人生の中で非常に思い出深いものになると思います。研修はどうでしたか?

研修は事務所に同期が集まって、そこでビデオ会議でした。

今年は新型コロナウイルスの影響でリモートでの研修が初めて開催されました。実際会って話すことができない研修だったと思うのですがスムーズにコミュニケーションは取れましたか?

研修グループの方々に万全の準備をしていただいたので、ディスカッションやグループ会議など、ビデオ通話でも積極的に話し合うことができました。同期もさまざまなバックグラウンドを持つ人が多く、私もいろんな意見を聞くことができて有意義な時間を過ごしました。

他の業界では、新入社員は大学卒業してすぐの方が多いのですが、社会人経験がある方とまったく同じスタートラインで仕事を始められるのが、この業界の特徴ですよね。

私は社会人経験がないので、会社の請求書や注文書、仕分けのエクセルデータも見たことがなくて、これは何?みたいな感じから入りました。監査論は勉強してきたのですが、いざ実際の手続きに入ると最初はわからないことがすごく多かったです。

学生からすぐ研修に入ると、そこのギャップが一番大きいかもしれないですね。内部統制といって、会社を回すための仕組みがあります。それを理解したうえで私たちの監査が進んでいきますので、まずはそこからですね。

監査手続きは学ぶのですが、会社の日常的な業務はあまり監査論ではやらないので、その理解がこれから必要になってくると思いました。

この仕事はいろんな会社を知ることができるのが面白いところです。中村さんもこれからどんどん現場に出るにつれ、会社のさまざまな側面を見ていくでしょう。その一つ一つが中村さん自身の経験、知識、ノウハウになっていくと思います。
2005年12月に入所して、今年の7月1日からパートナーになりました岩井と申します。本日の対談、どうぞよろしくお願いいたします。