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会計監査の楽しみ

企業というのは生き物です。人間のようでもあります。内部統制は免疫に似ていますし、経営は頭脳、ITは神経のようにも思えます。
監査というのは財務諸表を対象にしているようで、実はその奥の企業そのものを対象にしています。
監査人というのは、企業の医者のようなものであると思っています。

健康診断に医者の診察があるように、プロフェッショナルの診察が監査にも、いや監査だからこそ必要なのです。
そのためには動いている企業の生きざま、構造をよく理解することが求められています。
生き物である企業の特徴は、お互いにつながっていることです。棚卸資産という資産の監査をするとしましょう。原材料が増えるのは購買活動で、減るのは生産活動への投入です。製品が増えるのは生産活動の結果であり、減るのは販売活動の結果です。販売活動で製品は売掛金に変換していきます。
勘定残高というのは、このようにつながった活動の結果なのです。

その各々の機能が貴重であり、お互いに必要とされるのです。
健全な企業とはこうした連携がうまく動いています。頭にあたる経営者の考えを注意深く聴き、正確に理解することも必要です。

企業の医者としての監査人になろうとすると、企業をよく理解することがまず第一に必要になってきます。
企業は常に動き、変化していきますが、それに追いついていくのに大切なのは先入観のない感性ではないかと感じています。

監査人は治療をしませんが、企業の悪いところを感じる感性を持つことが肝要です。こうした理解には心の通い合った監査チームが必要になってきます。
監査チームがバラバラだと、情報が分断されてきますので、企業の大切な機能のつながりが見えません。そうすると企業をわからないまま、感じないまま監査結果を出してしまいがちです。
企業の理解にも監査チームの連携にも必要なのは相手への関心ではないかと思います。

会計監査でなく企業監査に、バラバラ監査でなく有機的つながりを理解した監査に価値があると考えています。
こうした名医監査人になるために必要なものは、相手への敬愛、自分の仁徳ではないかと思っています。

チームの温かさ、つながりを感じ、企業の生きざまを感じることのできる会計監査(企業監査)は楽しい仕事だと思っています。
PwC京都監査法人では、お互いを尊敬し、オープンにつながろうとしています。その輪に入ってくれる謙虚で愛情あふれる人を求めています。