Project プロジェクト紹介

CASE02

東京オフィス TOKYO 大手企業B社の
子会社ショートレビュー
プロジェクト

プロジェクトの概要

大手クライアントの子会社に出向き、1~2日の短期調査を行うプロジェクトです。
大企業は、数多くの子会社すべてを厳密に管理することはできません。しかし、その中のわずか1社であっても、不正などが発生すればグループ全体の信頼を損なうことになります。
そこで、クライアントの依頼を受け、普段は監査を受けていない子会社に対して調査を行うのがこのプロジェクトです。きちんとしたプロセスで業務が行われているか、会計処理を行っているかなどを調査し、問題点や課題を発見して、クライアントに報告するのです。
パートナーの岩瀬さんは言います。「どんな不正事件でも、きっかけは小さな穴や心の弱さから。たとえ小さな穴であっても早い段階でふたをし、関係する多くの人が不幸にならないようにするのが我々の役目だと思っています」

メンバーの役割

マネージャーの澤さん、スタッフの千葉さん、SPAの卜部さんの3人が現場での調査を担当。澤さんは、短期間で一定の成果が出せるようなタイムマネジメントも主導しました。
千葉さんは、新人ながら管理状況全般のヒアリングを担当。担当者への質問や資料の確認などを行い、課題点をクライアントに報告する役割も担いました。
卜部さんはシステム担当者へのヒアリングを通してシステム運用上の問題を洗い出しました。
アソシエイトの江平さんは、必要な資料を請求し、使いやすく整理してスタッフに配ったり、スタッフが作成した報告書の体裁を整えて仕上げるなどの業務を担当しました。
パートナーの岩瀬さんは、各メンバーの報告を受けて、クライアントの経営陣が求めているものと合致しているかを確認。メンバーとの話し合いの中で内容のブラッシュアップをリードし、報告会に備えました。

メンバーの課題と目標

経験の浅い千葉さんにとって、短期決戦のショートレビューは、事前にどれだけ準備できるかが重要でした。監査業務の合間を縫っては、自ら考えた当日の質問内容について先輩に意見を聞くことを繰り返し、ようやくヒアリングに臨める状態になったといいます。ヒアリングの中で「何か変だな」と感じたことを具体的な問題点として報告できるようになることが、今後の課題として見えてきました。
卜部さんは、監査に慣れていない担当者に対して、問題点を指摘するだけでなく、解決しなかった場合のリスクも理解してもらえるよう配慮しました。「最終的には、会計でもシステムでも、会社としてのマネジメントの改善につなげることが目標だと思っています」

プロジェクトの成果

調査によって発見された数多くの問題をまとめて、親会社であるクライアントに報告した結果、グループ会社全体のシステムを見直すことになりました。
たとえば、経理担当者一人の判断で多額の支払いができてしまうシステムは、本来ならあってはならないことです。しかし、じっくり話を聞いてみると、人手がなくてそうせざるを得ないという現場の苦しみも見えてきました。課題の解決策として「人員を増やすべき」という報告をすることによって、現場で悩む人の声を、親会社へのリクエストにつなぐ役割を果たすこともできました。
教科書的な基準で「ダメ」と判断するのは簡単ですが、会社の規模や文化によって「あるべき姿」はそれぞれだというのがメンバー共通の思いです。さまざまな会社を見てきた経験をふまえ、子会社にとっての「あるべき姿」、グループ全体としての「あるべき姿」を、子会社やクライアントと一緒に考えることを通して、不正を事前に防止できる仕組みづくりの重要性を認識してもらうことができました。

MEMBER

  • 岩瀬さん

    パートナー。グループの全体統括を行う。東京事務所の監査最終責任者としての立場に加え、システム部門の統括、人事や採用も担当。現場にいるだけで部下に安心感を与える存在。普段の会話ではみんなを笑わせてくれる一面も。

  • 澤さん

    マネージャー。入所6年目。グループ内で内部統制プロジェクトのとりまとめを行うリーダーで、海外業務のエキスパートでもありながら、エクセルの使い方など新人の小さな質問にもていねいに答える優しさが好評。

  • 千葉さん

    スタッフ。入所2年目。キャリアは浅いものの、専門的な仕事をしっかりこなしつつ、勉強熱心で、素朴な疑問をなんでも質問する。それが議論のきっかけとなり、結果としてグループの活性化につながっている。

  • 卜部さん

    SPA。入所3年目。企業のSE職から転職し、システム監査を担当。しっかり準備して最後までやり遂げるという前職での経験を、監査の現場でも生かす。興味の対象が幅広く、現場での思わぬ「発見」でチームに貢献している。

  • 江平さん

    アソシエイト。入所3年目。会計士のアシスタント業務を行いながら、その笑顔で雰囲気を明るくできるチームのムードメーカー的存在。得意分野に没頭しがちな会計士への行きとどいたサポートに全員が感謝している。