チーム座談会

私たちに壁なんて、ない。

Inclusion & Diversityを推進するために、PwC京都が大切にしている文化や制度とは?
パートナーからアソシエイトまで、年次も職階も資格もさまざまなメンバーによる、オープンでフラットなチーム座談会。

  • 岩瀬哲朗(パートナー)

    2007年 入所。チームメンバーからは、気さくでとても話しやすいとの評価。趣味は2人の息子たちと野球をすること。

  • 柳茜(シニアスタッフ)

    2019年入所。中国出身の米国公認会計士。メンバーと積極的にコミュニケーションを取り主査業務を行う。岩瀬パートナーの中国語の先生。

  • 髙橋裕暢(スタッフ)

    2021年入所。1年目にもかかわらず冷静で論理的に業務をこなす一方で、意外な一面も併せ持つチームメンバーにとって謎が多い存在。

  • 伊藤理恵(アソシエイト)

    2007年入所。物腰が柔らかくメンバーの悩みに丁寧に耳を傾けるチームの頼れる存在。美術館巡りをするのがこれからの目標。

  • 中山愛莉奈(アソシエイト)

    2020年入所。急な依頼にも正確かつ迅速に作業を実施し、責任感が強いと評判。往査時のランチの店選びにセンスを発揮。

※スタッフ・・・資格者及び試験合格者 
アソシエイト・・・非資格者でスタッフの業務をサポートする役職

Theme 01

PwC京都に感じる多様性

岩瀬

本日は「Inclusion & Diversity」というテーマの座談会ということで、みなさんに自由にお話しいただければと思っています。入所年次とか年齢とか国籍とか、そういう壁がないところがPwC京都監査法人(以下、PwC京都)の多様性かなと思うのですが。

私が入所した時点で日本現地採用の外国人は私1人でした。現在は米国出身が1人と中国出身が私以外に3人、合計5人の外国籍所員が働いています。国籍や出身地、言葉、文化、性別の差は感じたことがなく、むしろ外国人であることがハンデにならないよう特別に配慮をしていただいているように感じます。

岩瀬

言語の違いはそのまま強みになりますからね。他に職歴の多様性もあると思います。髙橋さん自身は会計士が初めてのキャリアですが、前職のある方と一緒に働くのはどうですか?

髙橋

私の同期にも前職がある方がいまして、転職経験がない私からすると、いろいろな話が聞けるのはすごく面白く、勉強にもなります。

岩瀬

年齢が違っても同期同士で仲良さそうにしているのをいいなと思いながらいつも見ていますよ。PwC京都ではクライアントごとの監査チームとは別に、所内のコミュニケーションを活性化する目的で、いくつかのグループを設けています。髙橋さんのグループではどんな取り組みをしていますか?

髙橋

私のグループでは1週間に2回ほど雑談したり、その週に感じたことをみなさんと共有したりする時間があります。1年目からリモート環境下で働くことになったため心配していた部分もあるのですが、そういったコミュニケーションを通じて法人の雰囲気が知れて、無事に人間関係を構築することができました。

岩瀬

PwC京都は、オープン&フラットが特長のひとつです。オフィスにパーティションがなく、座る席が決まってないフリーアドレスなので、一緒に働きたい人の近くに座れるところもひとつの楽しみじゃないかなと思っています。

中山

チームの作業があればチームでまとまって座ることもできますし、パートナーでも固定の席があるわけではないので、岩瀬さんも近くにいる時は気さくに話し掛けてくださいますよね。年次関係なくコミュニケーションの取れる、風通しの良さを感じています。

入所して驚いたのが上下関係のなさでした。前職では役職付きで呼んでいたので、PwC京都に入ってから「○○マネージャー」と声を掛けると、「○○さん」でいいですよと。

岩瀬

「さん」付けはPwC京都の大事な文化で、私が入所した法人設立当初からずっと続いています。本当に上下関係なく「さん」付けで呼ぶので気持ち的にも話しやすくなり、言いたいことが言える。それが今も続いているのがうれしいと思っています。

Theme 02

誰もが働きやすい制度

岩瀬

伊藤さんは今、育児と仕事を両立しながら活躍していますが、それを可能にしているPwC京都の制度をお話しいただけますか?

伊藤

役立っているのはフルフレックスとリモートワークの制度です。平日に子どもの習い事を入れて土日は家族の時間に使えますし、リモートワークによって基本自宅におりますので、小学生の息子が帰ってきた時に家で迎えられます。

岩瀬

お子さんがいるとどうしても急に休まないといけない事態が発生すると思うのですが。

伊藤

看護休暇が子ども一人当たり5日付与されるので、急な病気にも対応できて大変助かっています。

中山

育休の後復職されている方がたくさんいまして、ライフステージに合わせて働きやすい環境が整っていると感じます。産休育休中にも昇給や昇進があるというのも、就職活動中に知ってとても驚きました。

髙橋

ミーティングでも「プライベートは代替できない」というのがキーワードになっていて、家族との時間を法人全体で大切にしている空気は強く感じますね。独身の私にとっても、プライベートな時間が侵食されず、うまくバランスをとりながら生活を送っていける制度は整っていると思います。

中山

私は夜型で朝起きるのがすごく苦手なので(笑)、自分の生活スタイルに合わせていろいろ調整できるのは本当にありがたいなと思っています。

Theme 03

チームで働くということ

岩瀬

日本の会計士、米国公認会計士、システム監査などの資格者と、伊藤さん、中山さんのようにサポートしてくれるアソシエイトが一緒にチームを作っているのもPwC京都の特長ですよね。

伊藤

往査の現場にアソシエイトも同行しますので、業務の合間に少し雑談を交えながらコミュニケーションを深めていくことで、仕事が円滑に回っているところもあると感じています。

中山

コロナ禍で雑談の機会が減ったので、私は往査や出勤時のランチがとても楽しみです。メンバーの人となりを知ったり趣味のお話をしたり。髙橋さんの趣味がヘヴィメタルだと聞いたのもランチの時で、すごく盛り上がりました。

髙橋

グループチャットでのコミュニケーションの様子を見ていても、みなさん和やかですよね。1年目の私でもすぐに相談できる雰囲気なので、1人で悩む時間がない分、効率的だなと思っています。

岩瀬

みなさん1年間このチームで一緒にやってきたのですが、その中で印象に残っていることがあれば教えてもらえますか?

あるクライアントの四半期レビューの際にとても時間がかかる作業がありました。伊藤さんに相談したところ、データをコピー&ペーストするだけで手続きができるデジタルツールを開発していただいて、業務時間がすごく短縮されました。

伊藤

まだ作成途中という感じですけど、資格者のみなさんが判断業務に専念できるよう、どんどんブラッシュアップできたらなと思っています。

髙橋

柳さんとは別のチームでもご一緒しているので、他チームとの連携やバランスを主査として把握し、私の業務を引き伸ばさないように調整してくださいました。おかげで複数のクライアントが同時に決算を迎える状況でも、安心してひとつずつ監査を終えることができました。

伊藤

柳さんや資格者のみなさんが、作業が期末にたまらないように平準化してくれているのも大変助かっています。

岩瀬

柳さんは入所3年目ですが、責任感が強く、チャレンジをしていく姿勢を感じたので、今後の可能性を踏まえて主査に指名しました。

外国人かつ米国公認会計士というところで、日本企業の監査の主査が務まるのかとはじめは不安でいっぱいでしたが、岩瀬さんにメールを添削いただいたり、みなさんにコミュニケーションの取り方や言葉の使い方を教えていただいたり、たくさん支えていただきました。おかげでクライントと信頼関係を築けたのかなと思っております。

岩瀬

PwC京都には「人のために」という考え方が根付いていて、そのために壁をなくしてコミュニケーションを取っていくことを重視しています。ある会社から会計処理相談を受けた時、みんなで相談しながら進めたことがありましたよね。1年目の髙橋さんはしっかり会計基準を読んで原理原則を、企業での職務経験がありビジネスを理解している柳さんはクライアントのビジネスだとこういう観点があるという実務的な話を出してくれて、私は他の似たような事例を紹介しました。それぞれの立場から意見が出たことで結果的に正しい答えをタイムリーにクライアントに返すことができ、チームワークを発揮できた案件だったと思います。

Theme 04

愛されるプロフェッショナルファームへ

岩瀬

では最後に1人ずつ今後の目標をお話しいただきましょうか?

これからも温かく思いやりがあるチームの雰囲気を継続していき、みなさんの役に立てるように精進したいと思います。

髙橋

1年目ということもあって本当に頼りっきりだったので、今後は自立したチームメンバーとしてチームやクライアントのためにという視点で物事を考えられるようになれたらなと考えています。

伊藤

日々の心掛けとしてチームのお母さん的存在でいたいと思っています。アソシエイトはクライアントから直接感謝の言葉をいただく機会は少ないのですが、チームメンバーをサポートすることで、間接的にクライアントの役に立てられればいいなと思います。

中山

依頼されたことをこなすだけではなく、より良い作業環境などプラスアルファまでを考えて動けるようになることが目標です。チームへの貢献は監査品質の向上、ひいては社会貢献につながるとても素敵なことだなと感じているので、これからも尽力していきます。

岩瀬

私自身は、みなさんがもっともっと楽しいと思ってもらえる環境を作っていくことが役目だと思っています。私たちが目指しているのは「愛されるプロフェッショナル」になること。そのためには、まずチーム内でそれぞれが尊敬し合うところがスタートです。それによってチームとしてパフォーマンスを発揮し、その結果、クライアントからも信頼され、愛されるプロフェッショナルファームになっていくのだと思っています。